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文責:佐々木純子

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日鮮海運での日々

2025年6月から、瀬戸内海の伯方島に居を構え、自社船全てにゲートラダーを搭載するという英断を下してくださった日鮮海運の阿部社長の下で、ゲートラダーの世界に向けての飛躍を目指し、日々設計・開発研究にいそしむこの頃。

ゲートラダー欧州学会報告の記事、海事プレスに掲載される

欧州で進行しているGATERS(ゲーターズ)によるゲートラダーの実船試験の成果が、トルコの国際会議(AMT2023)で報告され、その記事が2023年11月14日海事プレスに掲載された。記事はこちら

レトロフィットによる燃費比較で、なんと35%もの驚くべき省エネが確認できたとのこと。

Gate Rudderの世界展開を心待ちにされていた、Gate Rudderの産みの親でもある故 栗林定友栗林商船前会長さんも、ゲートラダーを自社船に装備するという英断を下してくださった故 浅海宣博山中造船前会長さんとご一緒に、空の上から見守って下さっているのではないかと思うこの頃。

最新のGate Rudder 情報

栗林定友前会長と佐々木が発明、その後の開発研究を経て佐々木が設計しているゲートラダー(GATE RUDDER)装備船のこの頃

設計全てを佐々木(栗林商船・ストラスクライド大学所属)が手掛けているゲートラダー(GATE RUDDER)装備船は、日本では「しげのぶ」「光辰丸」「神門丸」「のがみ」に加えて、

三菱造船建造による、大島商船高等専門学校の「大島丸」の計 5 隻になった。

先日講演に行った大島丸では、船長さんからもお褒めの言葉をいただき、省エネのみならず、操船のしやすさも確認できた。

海外では EUプロジェクト「GATERS」のターゲット船「ERGE」が就航し、実際の運航の過程で集められたデータ分析から、予想通り破格の省エネが証明されつつある。