ゲートラダー欧州学会報告の記事、海事プレスに掲載される

欧州で進行しているGATERS(ゲーターズ)によるゲートラダーの実船試験の成果が、トルコの国際会議(AMT2023)で報告され、その記事が2023年11月14日海事プレスに掲載された。記事はこちら

レトロフィットによる燃費比較で、なんと35%もの驚くべき省エネが確認できたとのこと。

Gate Rudderの世界展開を心待ちにされていた、Gate Rudderの産みの親でもある故 栗林定友栗林商船前会長さんも、ゲートラダーを自社船に装備するという英断を下してくださった故 浅海宣博山中造船前会長さんとご一緒に、空の上から見守って下さっているのではないかと思うこの頃。

最新のGate Rudder 情報

栗林定友前会長と佐々木が発明、その後の開発研究を経て佐々木が設計しているゲートラダー(GATE RUDDER)装備船のこの頃

設計全てを佐々木(栗林商船・ストラスクライド大学所属)が手掛けているゲートラダー(GATE RUDDER)装備船は、日本では「しげのぶ」「光辰丸」「神門丸」「のがみ」に加えて、

三菱造船建造による、大島商船高等専門学校の「大島丸」の計 5 隻になった。

先日講演に行った大島丸では、船長さんからもお褒めの言葉をいただき、省エネのみならず、操船のしやすさも確認できた。

海外では EUプロジェクト「GATERS」のターゲット船「ERGE」が就航し、実際の運航の過程で集められたデータ分析から、予想通り破格の省エネが証明されつつある。

GATE RUDDER の実際の走行 生データ分析による真実の姿

巷ではなぜか、実際のデータを見ないで、何も調べることなく、ゲートラダーの悪評!?等を吹聴している人がいるとかいないとか。

その疑念・勘違いを払拭し、GR (GATE RUDDER)の本当の姿を理解・確信できる、実際に運航している船のデータ分析から作られた動画が公開されました。

船自身が、みずから語るGR(ゲートラダー)の真実』とは?

ゲートラダー関門操船シナリオ(追突回避)

ゲートラダー来島海峡操船データ再現

ゲートラダーの旋回性能 大丈夫ですか? The turning ability of Gate Rudder

Recent report of GATERS project “ERGE”

The sea trial of “ERGE” showed remarkable energy savings at the end of April 2023.

She makes it possible to save 40,000,000 yen per year.

2023年4月下旬にイスタンブールで行われた実船試験で、

EUからのファンドで省エネ等を目ざして研究開発が続いている「GATERS project] で ターゲット船の「ERGE」(巾15m 長さ90m 2000kw)は,ゲートラダーにレトロフィットしたことで、12年前の建造時の試験よりも35%の省エネ, 1年間で4000万円もの燃料費を削減できることが実証された。仮にゲートラダーそのものに費用が余計にかかったとしても、ERGEのサイズでたった2年余りの走行で元はとれるとのこと。

CO2削減を求められている船の運航関係者に、早くこのゲートラダーの恩恵を享受してもらいたいと願うこの頃。

RINA2021@London 招待講演

昨日ロンドンで行われたRINAというオンライン会議で、 『ゲートラダーと通常舵を装備した2隻のコンテナ船の合同試運転』 という内容で、英語で発表をしました。それを日本語で解説した以下の動画が公開されました。

講演後の質問が多かったことから 、Gate Rudder に対する世界の関心の高さが伺え、『ゲートラダー』開発のきっかけとなった『フレームラダー』の提案をしてくださった栗林商船会長の、「世界中の船の舵をゲートラダーに代える」という夢の実現に向けて布石を打つことができたのではないかと思います。