3隻目のゲートラダー搭載船

来る8月4日から

GATE  RUDDER  を搭載した499貨物船『神門丸』の試運転が行われる予定。

梅雨が明け、好天に恵まれますように。

2020年7月23日

GATE RUDDER 搭載船2隻めの光辰丸

女性だけで運行される内航船『光辰丸』(協同商船所有)の試運転が、瀬戸内国立公園の海で6月18日に実施され、非常に優れた操縦性能が確認されました。

引き渡し時に、くるくると何度もその場旋回をしたのを見て、社長さんが感動したとのTELがありました。

2020年7月23日

EUの HORISON2020 で GATE RUDDER プロジェクトが認可される

ゲートラダーの実績が認められ、EUプロジェクトの「HORISON 2020」の中で

『GATERS』というプロジェクトの申請が認可された。

EUからの補助が3年間で6億円という壮大なプロジェクトである。

https://cordis.europa.eu/project/id/860337

2020年7月23日

ゲートラダーの開発に多大な貢献をされた今は亡き浅海(山中造船)会長

去る(2020年)3月15日、山中造船会長、浅海宣博氏がご逝去されました。心から哀悼の意を表します。

世界初の省エネ舵「ゲートラダー」を、果敢にも自社で造る船「しげのぶ」に搭載することを決断し、新しく造った模型船用水槽で実験をさせてくださったり、様々な面でGate Rudder 開発にエールを送ってくださっていました。おかげさまで「しげのぶ」の優れた操船性などが徐々に明らかになってきています。

今は亡き浅海会長への感謝を込めて作成したビデオをyoutube にアップしました。

2020年3月29日

大阪湾で ゲートラダーと 従来の舵とのガチンコ勝負始まるか?

2020年5月連休中に、大阪湾で、ゲートラダー装備の船と、従来の舵を装備した船との間で、ガチンコ勝負がおこなわれることが決定した。

どちらの船も山中造船で建造された最高のコンテナ船。唯一違うのは舵のみ。両者を同じ環境下で同時に操船して、

燃費に加えて、操縦性能が比較される予定である。(船長が入れ替わって操船する可能性も)

両船の船長でもあったT船長によれば、燃費は20%、港での操船性は比較にならないくらいゲートラダーの方がよいとの太鼓判をもらっている。具体的な日取りは未定であるが、昔行われた「世紀の綱引き対決」のように、世界の船に大変革が起るかもしれない。二か月先が楽しみなこの頃。

2020年3月8日

内航新聞(10月8日号)にゲートラダー記事掲載される

内航新聞に、山中造船で建造された「しげのぶ」の話題が掲載された。

世界初の「ゲートラダー}を搭載して大幅な省エネが達成されたことが書かれている。

世界初の試みでもありいろいろ大変なこともあったが、栗林商船会長のご指導もあり、開発チームの人たちの苦労のおかげで順調に成果が出てきている。

2018年10月21日

日刊海事通信記事より

日刊海事通信 20171221

 

かもめプロペラなど4社、新型省エネ舵の基本性能確認

18年度に実船確認試験へ


ケイセブン、山中造船、かもめプロペラ、東京計器の4社はこのほど、世界初となる新型省エネ舵「ゲートラダー」を搭載した井本商運が運航する416TEU型コンテナ船“しげのぶ”(2500総トン、船主:山中造船)の海上試運転で、この舵の基本性能を確認したことと発表した。

 『ゲートラダー』の技術開発は、ケイセブンとかもめプロペラの両社が日本財団の助成で実施している。2017年度の同技術開発事業で試作したこの新型省エネ舵は、これまでストラスクライド大学の佐々木紀幸客員教授の指導のもと、4社が水槽試験により、その省エネ性能、操縦性能に関して研究開発を継続してきた。

 従来の舵はプロペラの後ろに取り付けられていたため、推進力の抵抗となっていたが、『ゲートラダー』は、特殊形状の2枚の舵がプロペラの両隣に位置するため、舵抵抗がダクト効果により省エネに寄与する推進力に変わり、燃費が向上する。計算では『ゲートラダー』の採用により5%の省エネを目標としている。また、低速時にプロペラの水流の向きを変えてスラスターの働きをするため、高出力のバウスラスターと相まって離着岸性能が向上する。そのうえ、プロペラ後方の障害物がなくなったことで船体振動・騒音が軽減する。

 18年度は技術者を乗船させて、諸性能確認のための実運航モニタリング計測。『ゲートラダー』の操作性・制御性などの実船確認試験を行って『ゲートラダー』の制御フローを確立し、実用化をめざす予定。