学会発表
活動
『GATE RUDDER』は、栗林会長曰く “プロペラ時代の舵”
発明・開発した GATE RUDDER(ゲートラダー)が生まれるまで
① 栗林定友栗林商船前会長が、箱型のフレームラダーを持って海上技術研究所を訪問 (2012)
② 佐々木が、海技研で、フレームラダーの模型試験(この時は舵はまだ通常舵と同じで、プロぺラの後ろにあった) 。その後、故浅海宣博山中造船会長のご英断によって、実際に船につけて実船試験を実施。しかし結果は思わしくなかったため舵を取り外す。(その時の舵は今も山中造船の入口に展示されている)
その後、舵の位置を【プロペラの両側に置く】案を思い付く。が、模型試験で性能は良いが操縦性で問題ありそうで試行錯誤
次に、舵軸が真ん中ではなく、真上ではない位置でつなぐ方法を思いつく。
さらに、【舵を2つに分けて、それぞれ独立して回す】方法を思いつく。
⓷ 栗林前会長が、L字型を提案。これが今のゲートラダーの形になる。
その後は、周囲の援助も受けて、研究・開発・実用化及び設計は佐々木紀幸が実施している。
2021年2月10日
2月10日11日に船の実海域性能に関するRINA国際WEB会議(LONDON)が開催されます。
そこへの招待講演をストラスクライド大学 佐々木が依頼されました。ここではその内容を日本語で解説致します。
2021年1月31日
いよいよスタート!EUのゲートラダープロジェクト「GATERS」のご紹介。
2021年1月26日
ゲートラダー搭載船3隻めである、昨年9月就航の『神門丸』が、摩訶不思議な出来事のあと、ついにその優れた雄姿を示す日がやってきました。『神門丸』の真実をご覧ください。
2021年1月16日
昨年末実施された比較実船試験の解説入り動画
『ゲートラダーと通常舵の完璧な実践比較試験 完結編』です。
2021年1月15日
【FLAP RUDDER VS GATE RUDDER(ゲートラダー)の比較結果報告】
2021年1月4日
昨年(2020年)末に実施された「FLAP RUDDER」 VS 「GATE RUDDER」 の結果は
① 燃料消費では ゲートラダー(GATE RUDDER) が
17~18 % 優れていることが確認できた。
② 強風(風速6~12m) の中での着桟においては、
クラビングモード(下記のGate Rudder Sea Trial ビデオ参照)を有効に使って、短時間で、出船状態で着岸できた
桟橋と桟橋との間隔が130mの港で、長さ110mの「しげのぶ」が、回頭して、出船状態になって着桟する様子は、桟橋で見ていた人を驚かせたようである。
③ 針路安定性の比較をするための 『Zigzag 試験』においても、
「ゲートラダー(GATE RUDDER)」の方が 優れていることが証明された。
④ 残念ながら移動海域の時化が原因で騒音計測はできなかったが、他の試験は予測通りの結果だったので、そのレポートや動画を現在鋭意作成中とのこと。
GATE RUDDER (ゲートラダー)2020 の TOPICS
*12月30日 大阪湾(神戸沖)で、
ゲートラダー搭載船「しげのぶ」VS 通常舵搭載船「さくら」の実船比較試験の予定
* GATE RUDDER 搭載船は「光辰丸」「神門丸」が進水して、計3隻に。
神門丸の旋回能力と離着桟能力を確認してきました。
* イギリス滞在中に訪問してコンタクトをとっていたバルチラ社 の GATE RUDDER の設計をスタート。
併せてカモメプロペラのゲートラダー設計も担当しているためかなり多忙な日々。
* 以下はゲートラダーの動画の元祖である Gate Rudder Sea Trial です。